源師房 みなもとのもろふさ
- 土御門右府 つちみかどのうふ
1008~1077。平安時代中期の公卿。村上源氏の祖。村上天皇の孫。父は具平親王。藤原頼通の養子となり、頼通の妹尊子を妻とした。土御門右大臣と呼ばれ、日記『土右記』を残す。和歌・漢詩文に優れた才を発揮した。
登場作品
『十訓抄』
第1 人に恵を施すべき事 1-21
藤原頼通が平等院を建立する際に、頼通から「大門を北向きにした寺はあるか」と質問したされたが、答えることができなかった。代わりにそのようなことに詳しい者として、まだ若い大江匡房を呼んできたところ、匡房は、天竺・震旦・日本にわたってさまざまな寺の例をすらすらと挙げてみせて、頼通を感心させたのだった。
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