東三条院 ひがしさんじょういん
- 三条大后の宮 さんじょうのおおきさいのみや
- 女院 にょういん
961~1001。藤原詮子。平安時代中期の女御。円融天皇に入内した。一条天皇の母。藤原兼家の娘。道長の姉。出家後、東三条院と呼ばれた。道長が勢力を確立していく際の後ろ盾となった。
登場作品
『宇治拾遺物語』
巻12-7 143話 増賀上人、三条宮に参りて振る舞う事
出家するときに、戒師として増賀を招いた。滞りなく髪を下ろしてもらい尊い気持ちになっていたが、増賀が奇矯なふるまいを始めたので、そんな気持ちも冷めてしまった。
関連する人物 増賀
『枕草子』
第86段 宮の五節出ださせたまふに
中宮定子のもとから五節の舞姫を出すときに、介添えの女房12人のうち10人まで、定子に仕える女房から出した。残り2人のうち1人を、自らに仕える女房から出した。