【藤原道隆三女】 ふじわらのみちたかさんじょ

  • 三の御前 さんのおまえ

生没年不詳。平安時代中期の女性。藤原道隆高階貴子の娘。定子の妹。敦道親王の北の方となったが夫婦仲はうまくいかず、のちに別れた。

登場作品

『枕草子』

第260段 関白殿、二月二十一日に、法興院の

姉の定子が、父の執り行う一切経供養に参列するために二条院に里下がりした際、母や他の姉妹とともに、定子のもとにやってくる。清少納言の描写によると、姉妹の中でも大柄で、だれかの北の方とも言えそうな貫禄を備えていたという。
法要の当日には、定子付きの女房たちが二条院から移動するさまを御簾の後ろから見物していて、彼女たちを緊張させる。

関連する人物  藤原道隆 藤原定子 東三条院 藤原伊周 藤原隆家 藤原道長 【藤原道隆四女】 藤原原子 高階貴子 藤原道兼 高階明順 丹波重雅 藤原道頼 隆円 藤原道雅 高階信順 源則理