藤原道兼 ふじわらのみちかね

961~995。平安時代中期の公卿。藤原兼家と時姫の息子。同母のきょうだいに道隆道長・超子・詮子がいる。父・兼家の意を受けて、花山天皇の退位を謀った。これによって一条天皇が即位し、父が権力を握ると、自らも昇進を重ねた。関白だった兄・道隆の死後、関白となったが、日をおかずに病没。そのために「七日関白」と呼ばれた。ほかに、粟田関白・二条関白とも呼ばれる。

登場作品

『枕草子』

第260段 関白殿、二月二十一日に、法興院の

兄・道隆が積善寺で行う一切経供養に参列する。積善寺に向かう東三条院の輿に供奉した。

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