藤原兼家 ふじわらのかねいえ

  • 東三条殿 ひがしさんじょうどの

929~990。平安時代中期の公卿。藤原師輔の息子。伊尹兼通の弟。子に道隆道兼道長詮子(東三条院)らがいる。兄・兼通より先に高位にいたが、兼通が関白に就いたことにより、しばらく昇進を阻まれた。娘・詮子が産んだ皇子(一条天皇)を帝位につけるために花山天皇の退位を仕組み、権力を握った。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻3-19 51話 一条摂政、歌の事

藤原伊尹は兼家の兄である、と説明される。

関連する人物  藤原伊尹

『枕草子』

第33段 小白川といふ所は

小白川の藤原済時邸で仏事が行われたが、参加しなかった人として名が記される。当時、右大臣。

関連する人物  藤原済時 源雅信 藤原佐理 藤原実方 藤原相任 藤原道隆 藤原義懐 藤原為光 清範