藤原佐理 ふじわらのすけまさ

  • 佐理の宰相 さりのさいしょう

944~998。名は「さり」とも。平安時代中期の公卿。藤原実頼の孫。父の敦敏を早くに亡くし、祖父に育てられた。太宰大弐だったときに宇佐八幡宮の神人とひと悶着を起こして解任された。書家として名高く、小野道風・藤原行成とともに「三蹟」と呼ばれる。

登場作品

『枕草子』

第33段 小白川といふ所は

小白川の藤原済時邸で行われた仏事に参加し、若々しく振舞っているさまを好ましく描かれる。
※当時42歳だと思われる。

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