高階信順 たかしなののぶのり

  • 蔵人の弁 くろうどのべん

?~1001。平安時代中期の官人。「さねのぶ」とも。高階成忠の息子。貴子の兄。甥の藤原伊周が、大宰府への左遷を避けようと、中宮(藤原)定子の屋敷に逃げ込んだときに行動をともにし、伊周と一緒に捕らえられた。伊豆に流されたが、後に許された。

登場作品

『枕草子』

第260段 関白殿、二月二十一日に、法興院の

積善寺で行われた一切経供養に参列していた中宮定子のもとに、一条天皇の使者としてやってきた。先に使者を務めた源則理に重ねて、積善寺から直接宮中に帰参するようにという伝言をもたらした。

関連する人物  藤原道隆 藤原定子 東三条院 藤原伊周 藤原隆家 藤原道長 【藤原道隆三女】 【藤原道隆四女】 藤原原子 高階貴子 藤原道兼 高階明順 丹波重雅 藤原道頼 隆円 藤原道雅 源則理