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藤原師尹
藤原師尹 ふじわらのもろただ
920~969。平安時代中期の公卿。藤原忠平の息子。娘に芳子がいる。安和の変で源高明を左遷して左大臣となるも、7か月ほどで亡くなった。変の首謀者とみられ、その報いを受けたと噂されたという。
登場作品
『枕草子』
第21段 清涼殿の丑寅の隅の
中宮定子が語る逸話に登場する。娘の芳子に、習字と琴を習得し、『古今和歌集』を全巻暗誦できるように言い聞かせた。村上天皇の女御となった芳子が、ある日、帝から『古今集』を暗誦できるかテストを受けていると聞いて心配し、寺に読経を頼んで娘が失敗しないように祈らせたという。
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