源経房 みなもとのつねふさ

  • 経房の中将 つねふさのちゅうじょう
  • 右中将 うちゅうじょう

969~1023。平安時代中期の公卿。源高明の息子。

登場作品

『枕草子』

第77段 御仏名のまたの日

雨が降っていたので、退屈しのぎに、定子の局で管弦の遊びが催された。そこで笙を演奏した。

関連する人物  藤原定子 源道方 源済政 平行義 藤原伊周

第80段 里にまかでたるに

このとき清少納言は、親しい数人にしか居場所を伝えずに里下がりしていた。その数人の中のひとり。

関連する人物  源済政 橘則光 藤原斉信

第130段 頭弁の、職にまゐりたまひて

藤原行成と清少納言の丁々発止のやりとりが宮中でたいへん評判になった。このことを、嬉々として清少納言に報告にやってきて、「私が思いを寄せるあなたがほめられているのがうれしい」と言った。

関連する人物  藤原行成 隆円

第137段 殿などのおはしまさで後、世の中に事出で来

藤原道隆亡き後の政変で、中宮定子が髪を下ろし、宮中からも出て小二条殿に移るなか、清少納言は、中関白家にとっての政敵・藤原道長とも親交があったために道長側の人間だと見なされてしまうことがあった。その気詰まりから里下がりしていたが、そんな清少納言のもとを訪れ、定子の様子や小二条殿のありさまなどを話して聞かせて、定子も周囲の女房たちも、清少納言の不在を気遣っていると伝える。

関連する人物  藤原定子