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藤原保昌
藤原保昌 ふじわらのやすまさ
- 摂津前司保昌 せっつぜんじやすまさ
- 摂津守保昌 せっつのかみやすまさ
- 丹後守保昌 たんごのかみやすまさ
958~1036。平安時代中期の官人。藤原保輔の兄。各国の役人を歴任し、また、藤原道長・頼通に仕えた。武勇の人として知られるとともに、和歌にも才能を発揮した。和泉式部の夫でもあった。
登場作品
『宇治拾遺物語』
巻2-10 28話 袴垂、保昌に合ふ事
夜中に笛を吹きながら歩いていると、袴垂という追いはぎに襲われそうになった。しかし、全く動じずにやり過ごし、屋敷までついてこさせて着物を与えた。
関連する人物
袴垂
巻11-2 125話 保輔、盗人たる事
弟が盗賊の長・藤原保輔である、と紹介される。弟の所業には関わりがない模様。
関連する人物
藤原保輔
巻11-11 135話 丹後守保昌、下向の時、致経が父逢ふ事
丹後守として任国へ下る途中で、白髪の老武士に出会った。国司の保昌が通りかかっても馬から降りないので家来たちは色めきたったが、保昌は「この人はただ者ではないからとがめてはならぬ」と押しとどめて通り過ぎた。果たして、その老武士は、武勇の人として名高い平到頼であった。
関連する人物
平致経
平致頼