袴垂 はかまだれ

伝不詳。平安時代中期の盗賊。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻2-10 28話 袴垂、保昌に合ふ事

10月頃の夜中に着物を奪おうと待ち伏せしていたところ、上等な着物を何枚も重ね着した人物に出くわした。襲おうと狙いを定めたが、堂々たる様子に気圧されてしまった。観念して、その人物の屋敷までついていくと、厚手の着物を与えられた。それは藤原保昌の屋敷であった。

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