重明親王 しげあきらしんのう

  • ふるき宮 ふるきみや

906~954。平安時代中期の皇族。醍醐天皇の皇子。学才ある人物で、異母弟にあたる朱雀天皇や村上天皇を補佐した。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻11-1 124話 青常の事

名前だけの登場。息子の源邦正は顔色が青白いために、宮中で「青常の君」とあだ名されている。重明親王の弟・村上天皇は、そのことで心を痛め、兄の心中を気づかう。実際のところ、宮中での息子の扱われ方を重明親王が知っていたのかどうかは、説話を読む限りでは不明である。

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