源邦正 みなもとのくにまさ

  • 左京大夫 さきょうのだいぶ

生没年不詳。平安時代中期の官人。重明親王の王子だが、臣籍に入った。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻11-1 124話 青常の事

顔色が青い染料を塗ったように青白いことから、殿上人たちに「青常の君」とあだ名される人物として登場。ほかにも、振る舞いが少しヌケている、後頭部が出っ張っている、鼻がやたらと高く赤い、唇が薄く血色がない、出っ歯である、ひげが赤い…などと、見た目の特徴を散々に列挙され、そのために周囲の殿上人からバカにされる様子が描かれる。

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