源忠隆 みなもとのただたか

  • 忠隆 ただたか

生没年不詳。武勇の人とされた源満政の次男であるという。
※『新編日本古典文学全集』頭注より。

登場作品

『枕草子』

第7段 上に候ふ御猫は

宮中の飼い犬・翁丸が、一条天皇の愛猫・命婦のおとどを驚かせて、帝を怒らせた。このとき帝に呼ばれて翁丸を追い立てた。さらに、数日後、翁丸が宮中に戻ってきたときも、追い払うべく、散々に打ちすえた。

関連する人物  一条天皇 なりなか 馬の命婦 藤原行成 実房 藤原定子 右近内侍

第83段 職の御曹司におはしますころ、西の廂に

年の瀬に大雪が降って、中宮定子に仕える女房たちが巨大な雪山を作った。このときに一条天皇のおつかいとして参上し、天皇の御所をはじめ、春宮、弘徽殿、京極殿でも雪山を作っていることを話す。それを受けて清少納言が歌を詠んだが、「返歌は作れそうもない」と言って立ち去ってしまった。歌は好きなはずなのに…と、清少納言を不思議がらせる。

関連する人物  藤原定子 右近内侍 一条天皇 選子内親王