生没年不詳。平安時代中期の歌人。高階成順と伊勢大輔の娘。後冷泉天皇の后・藤原寛子に仕えた。
平維幹に略奪された姉の大姫御前を思いやり、姉がいる常陸国に歌を贈った。のちに常陸守となった夫について常陸国に下り、その際に姉を訪ねたが、すでに亡くなっていた。代わりに姉が残した2人の娘と語り合った。
関連する人物 平維幹 高階成順 伊勢大輔
仏像の開眼供養のために永縁を招いた。永縁は歌人としても名高い人物だったので、お布施の中に、歌枕である長柄の橋の木切れを入れ、歌を添えて差し上げた。
関連する人物 永縁 隆源