永縁 ようえん

  • 永縁僧正 ようえんそうじょう

1048~1125。平安時代後期の僧侶。歌人としても名高く、ホトトギスの歌を詠んだことで初音の僧正と呼ばれた。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻3-10 42話 同じき人、仏事の事

四条宮筑前から仏像の開眼供養に招かれた。もらったお布施の中に、歌枕である長柄の橋の木切れが含まれていた。隆源がこのことを聞きつけて、木切れを譲ってほしいとやってきたが、「貴重なものだから譲れない」と断った。

関連する人物  四条宮筑前 隆源