1059~1123。平安時代後期の僧侶。藤原明衡の息子。笛の名手と伝えられる。
「放鷹楽」という鷹狩の様子を舞う曲を、ただ一人習い伝えていた。白河上皇の鷹狩の行幸が2日後に控えているというときに、大神惟季が、この曲を習いたいと訪ねてきたので、教えてやった。
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堀河上皇がいろいろと調子を変えながら笛を吹くのに合わせて経を読んだので、それを聞いた上皇から召し出された。上皇に「笛を吹くか」と問われて笛を渡されたので、吹いてみせたところ、見事な吹きぶりを感嘆された。そして、渡された笛を、そのまま賜った。
関連する人物 堀河天皇 幸清