源信 みなもとのまこと

  • 信の大臣 じかくだいし

810~868。平安時代前期の公卿。嵯峨天皇の皇子。臣籍に入り、左大臣までのぼった。応天門の変で放火の嫌疑をかけられたが、藤原良房の弁護によって免れた。書や音楽、絵に才能を発揮する風雅の人物だったといわれる。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻10-1 114話 伴大納言、応天門を焼く事

伴善男から応天門放火の罪を着せられた。しかし、藤原良房のとりなしによって身の潔白が明らかとなり許された。「宮仕えをしていると、こんな無実の罪をかぶせられことになるのだ」と思って、以後は出仕をやめてしまった。

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