藤原良房 ふじわらのよしふさ

  • 忠仁公 ちゅうじんこう

804~872。平安時代前期の公卿。藤原冬嗣の息子。良相の兄。明子の父。父・冬嗣の跡を継ぎ、また、嵯峨天皇の信頼も得て勢力を拡大。応天門の変で伴善男を失脚させたのち、臣下としては初の摂政となった。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻10-1 114話 伴大納言、応天門を焼く事

政治のことを弟の藤原良相に譲って私邸にこもっていたが、左大臣・源信が応天門放火の罪を着せられたことを聞いて驚き、清和天皇にとりなして信にかかった疑いを晴らした。

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