芦屋道満 あしやどうまん

  • 道摩法師 どうまほうし

生没年不詳。平安時代中期の法師陰陽師。同時代の陰陽師として名高い安倍晴明に張り合い、術比べをした人物とされる。時の権力者・藤原道長に呪いの術をかけたことが明らかとなり、播磨国(兵庫県)に追放されたといわれる。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻14-10 184話 御堂関白の御犬・晴明等、奇特の事

藤原道長が建立した法成寺に、道長を呪詛する呪物を埋めた。しかし、道長の飼い犬と安倍晴明の働きで未然に術を防がれ、見破られて捕らえられた。道長の尋問に対して藤原顕光の命で呪詛に及んだことを白状し、生まれ故郷の播磨へ追放された。

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