安倍宗任 あべのむねとう

  • 鳥海の三郎 とりうみのさぶろう
  • 宗任法師 むねとうほうし

生没年不詳。平安時代後期の武将。安倍頼時の息子。貞任の弟。陸奥国(東北地方)に勢力をもっていた豪族。前九年の役で、父や兄とともに、源頼義・義家らと戦った。兄の敗死ののち降伏して伊予国(愛媛県)に流され、その後、九州の大宰府に移された。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻15-2 187話 頼時が、胡人見たる事

筑紫にいたときに、かつて、父の頼時や兄の貞任と陸奥からさらに北方を探検した経験を語った。そのときの印象だと、胡国(古代中国の北方民族の国)は陸奥と陸続きではないかと感じたという。

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