藤原時柄 ふじわらのときがら

平安中期の官人か。

登場作品

『枕草子』

第99段 雨のうちはへ降るころ

村上天皇の中宮安子が使っていた侍女「えぬたき」に会ったときに、「これが有名なえぬたきか。どうしてそう見えないのだろう」と言ったところ、えぬたきが時柄の名前にかけて「時柄…つまり、その時次第で見えるのでしょう」と返したので、感嘆したという。この逸話を清少納言が藤原信経に聞かせた。

関連する人物  藤原信経 藤原安子