1033~1091。平安時代後期の歌人。藤原道長の孫。藤原俊成の祖父。
若い頃に、ある美しい女房と一夜を過ごしていたが、ふとしたはずみに相手の女房がおならをしてしまった。忠家は「情けない目に遭ってしまった。こんな世の中に生き長らえていてもそしかたがない、出家しよう」と思ったが、しばらくして、「あの女房がやらかしたのに、どうして俺が出家しなきゃいけないんだ」と思い直した。