登場作品
『宇治拾遺物語』
巻2-9 27話 季通、事に逢はんと欲する事
高貴な方に仕える女房のもとに通っていたが、彼女の勤め先の侍たちが季通のことを「たいした身分でもないくせに、この屋敷にちょいちょい出入りするとは生意気だ」と考え、痛い目に遭わせてやろうと画策した。そして、何も知らない季通がいつものように女房の局にやってくると、屋敷中の門を閉ざし、杖を引きずりつつあちこちに立ちふさがって、季通が屋敷から出ようとしたら乱暴してやろうと待ち構えた。これを知った季通はとても困ったが、召し使っている小舎人童が機転を利かせたおかげで、無事に脱出することができた。
巻11-8 132話 則光、盗人を切る事
橘季通の父が橘則光である、と紹介している。
関連する人物 橘則光