天武天皇 てんむてんのう

  • 清見原天皇 きよみはらのてんのう

?~686。飛鳥時代の天皇。在位673~686。天智天皇の弟。大友皇子は甥にあたる。天智天皇の皇太弟として政治を支えたが、大友皇子が太政大臣に就くと退いて出家し、吉野(奈良県)に身を隠した。天智天皇が死去すると兵を挙げ、大友皇子を倒して即位した。天皇を中心とした国家体制を強化した。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻15-1 186話 清見原天皇、大友皇子と合戦の事

兄の天智天皇のもとで皇太子の座にあった。しかし、天智天皇の息子・大友皇子が太政大臣となったのを見て、自分が排除されるであろうことを察し、天智天皇が病に倒れたときに、吉野に隠棲した。しかし、娘の十市皇女から、大友皇子が挙兵したと知らされ、美濃国まで逃げた。そこで出会った女性(実は不破明神の化身)の助けを得て兵を集め、大友皇子を討ち取って皇位についた。

関連する人物  大友皇子 十市皇女 天智天皇