覚猷 かくゆう

  • 法輪印大僧正 ほうりんいんだいそうじょう

1053~1140。平安時代後期の僧侶。源隆国の息子。鳥羽上皇から信任を得て、その離宮に住まい、鳥羽僧正と呼ばれた。画家としても優れており、風刺画が得意だったといわれる。「鳥獣戯画」の作者とも伝えられるが、定かではない。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻3-5 37話 鳥羽僧正国俊と戯るる事

兄(本文中では甥)の源国俊が訪ねてきたが、本人には会わず、国俊が乗ってきた牛車をこっそり拝借して出かけてしまった。腹を立てた国俊から手ひどい仕返しをされて、痛い目に遭った。

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