定澄 じょうちょう

  • 定澄僧都 じょうちょうそうず

?~1015?。平安時代中期の僧侶。興福寺の別当を務めた。

登場作品

『枕草子』

第10段 今内裏の東をば

背の高い人物だったらしく、源成信が背の高い梨の木を見たときに、その枝を扇の骨にして持たせたい人として名前を出されたり、本来、丈を長く仕立てる袿について「定澄僧都に袿なし」と言われたりする。興福寺別当への任命のお礼を天皇に申し上げる儀式のときに高下駄を履いていたので、とんでもなく背が高く見えたことが描かれる。

関連する人物  源成信