889~948。平安時代前期の歌人。三十六歌仙の一人。歌集に『公忠集』がある。香の調合や鷹狩の名手でもあった。
病気になっていた藤原季縄が少し良くなったからと、内裏に出仕してきた。「随分よくなったので、また明後日にでも参上します」と話すのを聞いて別れたが、三日ほどたって再び会うことのかなわない悔しさを詠んだ歌が届けられた。
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