高階業遠 たかしなのなりとお

  • 業遠朝臣 なりとおのあっそん

965~1010。平安時代中期の官人。藤原道長に仕えた。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻4-9 61話 業遠朝臣、蘇生の事

自身の死に際して、主人の藤原道長が「言い置くこともあっただろう」と気の毒がって、解脱寺の観修僧正を呼んだ。僧正が祈祷をしていると生き返り、遺言を言い終わって、また目を閉じた。

関連する人物  藤原道長 観修

『枕草子』

第28段 女房のまゐりまかでには

※一本28段より
女房たちが宮中へ参内・退出するときに、人に牛車を借りることがあるが、牛飼童や従者が無作法なために不快な思いをさせられることがままある。そんな中、業遠は従者たちをよくしつけているらしく、どんな時間帯に牛車を借りても不快な思いをすることがなかったという。