平忠常 たいらのただつね

967?~1031。「忠恒」とも。平安時代中期の武士。上総・下総(千葉県~茨城県)に勢力をふるい、国守の命令に従わず反乱を起こした。源頼信が追討にあたると戦わずして降伏。京へ護送される道中に死去した。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻11-4 128話 河内守頼信、平忠恒を責むる事

反乱を起こした際に、討伐軍の攻撃に備えて対岸から自邸に渡るための船を隠した。しかし、討伐軍の源頼信が海中の浅瀬を通って攻め寄せてきたので、劣勢を悟って降伏した。

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