生没年不詳。平安時代中期の僧侶。愛宕山(京都府)で修行を行い、晩年は九州で過ごしたといわれる。
風邪をひいて、治療のために蒜(ニラのようなにおいの強い野草)を食べているときに、藤原公季がおこり(マラリア)を治してほしいとやってきた。そこで、においの強いものを食べた不浄の身であっても差支えのない法華経を読んだところ、公季はすっかり気分がよくなった。
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