浄蔵 じょうぞう

891~964。平安時代前期の僧侶。占いに優れ、災厄を予言するなどの奇跡を起こした逸話を多く残している。

登場作品

『宇治拾遺物語』

巻10-4 117話 浄蔵が八坂の房に、強盗、入る事

宿坊に盗人が何人も押し入った。ところが、太刀を抜いて目を見開いているものの、それぞれ立ちすくんで何もしない。夜が明けようとする頃に浄蔵が本尊に向かって「もう許してやってください」と申し上げると、盗人どもは何も盗らずに逃げ帰ってしまった。