903~972。「こうや」とも。平安時代中期の僧侶。空也念仏の祖。諸国を巡りながら、橋を架ける、道を造る、井戸を掘るなどの社会事業を行い、阿弥陀聖、市の聖などと呼ばれた。
余慶と出会って話をしたときに、左ひじが折れていることを指摘された。それは子どもの頃の古傷だったが、余慶が「治してあげよう」と申し出たので、治してもらうことにした。余慶の祈祷によって見事に左ひじが伸びたので、連れていた弟子のうちの一人をお礼に差し上げた。
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