源経兼 みなもとのつねかね

生没年不詳。平安時代後期の官人。

登場作品

『十訓抄』

第1 人に恵を施すべき事 1-46

下野守を務めて任地にいたときに、ある人がちょっとした頼み事をしに京から訪ねてきた。ところが経兼は、まともに取り合わなかった。訪問者は気分を害して辞去したのだが、少しばかり行ったところで経兼に呼び戻された。期待して戻ったところ、経兼が言うことには、「あれが(歌枕として有名な)室の八嶋ですよ。都の人に話してください」
訪問者はますます腹を立てて帰っていったのだった。