源顕雅 みなもとのあきまさ

  • 楊桃大納言 やまもものだいなごん

1074~1136。平安時代後期の公卿。源顕房の息子。詩文や管弦に劣っていたという。

登場作品

『十訓抄』

第1 人に恵を施すべき事 1-39

若い頃から言いまちがいの多い人物だった。牛車に乗ってある家を訪れたときに、時雨が降ってきた。それを見て、「車が降ってきたから時雨を中に入れなさい」と言って、周りの人たちに笑われた。また別なときに、「三尺の観音を作ろうと思っている」ということを言おうとしたが、ねずみが走っていくのが目に入り、思わず「三尺のねずみを…」と言ってしまった。