藤原山陰 ふじわらのやまかげ

  • 山陰中納言 やまかげのちゅうなごん

824~888。平安時代前期の公卿。藤原高房の息子。清和天皇が即位したときに蔵人となり、その後、各地の国司や蔵人頭などを務めて65歳で参議に任じられた。

登場作品

『十訓抄』

第1 人に恵を施すべき事 1-5

筑紫へ向かう途中、鵜飼が亀を殺そうとしているところに出くわしたので、この亀を買い取って逃がしてやった。筑紫への旅には幼い息子をいっしょに連れていたが、乳母と継母が、舟の上から息子を海に取り落とした。すると、助けた亀が息子を甲羅に乗せて舟のへりに置いて行った。

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