源方弘 みなもとのまさひろ

  • 方弘 まさひろ

平安時代中期の官人。源時明の息子。うっかり者だったらしい。

登場作品

『枕草子』

第54段 殿上の名対面こそ

清涼殿の殿上の間で行われる宿直人の点呼を「名対面」という。そこでは、不参の滝口がいたときには蔵人が不参の理由を聞き取って帰ることになっているが、あるとき方弘は、それをせずに帰ったということで注意された。すると、逆ギレして滝口のほうを叱りつけ、周囲に失笑された。さらに、清涼殿の厨房の御膳などを置く棚に自分の履物を置いて、騒動になった。

第104段 方弘はいみじう

振る舞いや言うことが一風変わっていて人に良く笑われていた。うっかりして灯台を倒したり、台盤にのった豆をこっそりつまみ食いしていたのをばらされたりして笑われる。仕えている者まで「どうして方弘なんかに仕えているのか」と笑われてしまうというありさまだった。