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源頼定
源頼定 みなもとのよりさだ
- 宮の中将 みやのちゅうじょう
- 式部卿宮の源の中将 しきぶきょうのみやのげんのちゅうじょう
972~1020。平安時代中期の公卿。為平親王の息子。色好みの人物で、一条天皇の女御だった藤原元子と関係をもったという。
登場作品
『枕草子』
第43段 にげなきもの
清少納言は「似つかわしくないもの」の一例に、男前の公達が弾正台(警察機関)の次官を務めることを挙げる(理由は不明)。そして、かつて頼定がこの役職にいたことを「とても残念だった」と評している。
第131段 五月ばかり、月もなういと暗きに
大勢の殿上人たちとともに、呉竹を持って、中宮定子に伺候している女房たちの所にやってきた。応対した清少納言が呉竹を見て「この君(=漢籍をもとにした呉竹の異名)ですね」と応じると、興がって、帝やほかの殿上人たちにこのことを言いふらすために戻っていった。
関連する人物
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藤原定子