良暹 りょうせん

  • 良暹法師 りょうせんほうし

生没年不詳。「りょうぜん」とも。平安時代中期の歌人。

登場作品

『小倉百人一首』

70 さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮

<あんまりにも寂しくて、庵を出てそのへんを眺めてみれば、どこもかしこもやっぱり寂しい秋の夕暮れ>

後拾遺和歌集巻第4秋上・333より。「宿」は住まいのことで、ここでは僧侶が住む庵を指す。