生没年不詳。「りょうぜん」とも。平安時代中期の歌人。
<あんまりにも寂しくて、庵を出てそのへんを眺めてみれば、どこもかしこもやっぱり寂しい秋の夕暮れ> 後拾遺和歌集巻第4秋上・333より。「宿」は住まいのことで、ここでは僧侶が住む庵を指す。