源等 みなもとのひとし

  • 参議等 さんぎひとし

880~951。平安時代中期の歌人。

登場作品

『小倉百人一首』

39 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき

<浅茅の生えた野原のしの原…しのんで忍んでこらえても思いがあり余って、どうしてこんなにあなたが恋しいのだろう>

後撰和歌集巻第9恋歌1・578より。「浅茅」は丈が低いチガヤのこと。チガヤはイネ科の植物で、野原などに群生する。浅茅が一面に生えている場所のことを浅茅生と呼ぶ。