源師時 みなもとのもろとき
- 中納言師時 ちゅうなごんもろとき
1077~1136。平安時代後期の公卿。源俊房の息子。歌人としても活躍した。
登場作品
『宇治拾遺物語』
巻1-6 6話 中納言師時、法師之玉茎検知の事
屋敷に「煩悩は切り捨てた」と語る法師がやってきた。「切り捨てたとはどういうことか」と尋ねると、法師は衣の前をかき上げて見せた。すると、そこにあるべきものがなかった。しかし、よく見ると様子がおかしい。そこで、侍を呼んで法師の足を広げさせ、責めたてさせたところ、隠していたものが出てきた。イカサマ法師の正体が暴かれ、師時はじめ、一同(法師も)大爆笑であった。